ドロン女が行く

海外を転々とした挙句今はアメリカ永住の40代女子による、「それおかしくない?」に毒吐きながらツッコむブログ。自由な生き方や考え方、またアメリカ生活や旅行などついても書いています。

「アメリカを再び白人の国へ!」 恐ろしいほどに全米でヘイト被害が激化

アメリカ次期大統領がドナルド・トランプに決定し、それに反対する人たちのデモが盛んです。

が、それと同時に全米のあちこちで外国人、イスラム教徒、同性愛者、黒人などに対する攻撃が起こっています。

選挙前でも、実際私の友達が道で白人のおばさんからお金をねだられ(ホームレスではない。コーヒー飲みたいけどキャッシュがないからコーヒー代をくれとぶしつけな態度でねだられた)、言い方も厚かましいしカードで払えばいいじゃないかと思って断ったら、

「トランプが大統領になったらお前らなんて追い出してやる」

と言われたそうな。

現在アメリカで実際に起こっていること

ではトランプが大統領になることが決定した現在、アメリカでどんなことが起こっているのでしょうか?

イスラム教の女性で頭にかぶっているヒジャーブをはぎ取られる人は数知れず。おまけにそのヒジャーブで首を絞められたり。

ゲイの夫婦が「あんたらの『結婚』ってやつが本物の大統領によって覆される日が待ち遠しい」と車にメモが残されていたり。

学校でイスラム教の生徒がお祈りをする部屋のドアに「トランプ!」と落書きされていたり。

ある中学では昼食の時間に白人の生徒たちが「壁を作れ!」と合唱しだしたり。

大学の寮では、二人部屋の真ん中に靴が縦に並べられ(二人を分ける壁のように)、「これから起こることの予告よ」とルームメイトからメモが残されていたり。

二つある水飲み場で、一つには「白人用」、もう一つには「有色人種用」と紙が貼られていたり。

「BLACK LIVES MATTER(黒人の命だって大切だ)」に対抗して、「BLACK LIVES DON’T MATTER AND NEITHER DOES YOUR VOTES(黒人の命も票も関係ない」と落書きされていたり、

この写真のように、


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(写真:Brian Quinn at the Wellsville Daily Reporter)

ナチスの鍵十字と「MAKE AMERICA WHITE AGAIN」(アメリカを再び白人の国へ)の落書きなど。


もう書ききれないぐらい、全米で起こっていることは数知れず。

ヒトラーの時代なのか、アパルトヘイトの時代なのか、公民権運動の時代なのか、とにかく時代が完全に逆行しています。

何よりも子供たちが学校でそういうことをしていることが怖い。

トランプ大統領になったら白人貧困層の生活は豊かになるのか?

結局法律では人種差別することを禁じても、人々の感情は表に出せなくなっただけで、心の中ではずっと差別がそのまま残っていたということなんですね。だからこういうきっかけで噴出したと。

もともとの人種差別感情に加え、自分たちの生活がままならないのは外国人のせいだ、外国人が自分たちの労働を奪っているからだという感情が溜まりに溜まっていたのでしょう。

がしかし、あなたたち(白人貧困層)の生活がうまくいってないのは外国人のせいだけなのか?

トランプは法人税を15%へと大胆に引き下げ、海外に出ていた企業を国内に呼び戻し雇用を産むようにするのだろうけど、それで仕事ができたら白人貧困層の不満が解決するのか?

テレビを見ていても「俺は大学の学位を持っているのにレイオフされた。でもトランプが変えてくれる」などと言っている白人がいましたが、見るからに仕事できなさそう(←偏見)

大学の学位持ってる人みんなが仕事ないわけじゃないんだから、自分がレイオフされた原因が「不況」とか「外国人労働者」以外にあるとは考えないのか?

レイオフされないためにちゃんと自分の市場価値を高めてきたのか? (ま、雇われて働けない私に言われたくないか、笑)

どうせ仕事が終わったらソファーに座ってビール飲みながらスポーツの試合とか見てただけでしょ?(これも偏見。でもそうに違いない!と思えてしまう)

仕事がないとか言いながら、不法移民のメキシコ人がやるような、炎天下で一日中肉体労働とかいう激務は絶対できないくせにね。


大統領がトランプになったらアメリカが変わると思って投票した人が多いのですが、トランプが世界を変えてくれると信じてるような人任せな人は、今後さらに取り残されていくのではないでしょうか。

トランプは政治家ではなく商売人。

巨大ビジネスのオーナーが、社会的弱者やできないヤツのことをちゃんと考えてくれるとは思えない。

トランプだからこそ、今後格差は大きくなるんじゃないかと思えて仕方がないのです。