子供の頃ブルース・リーやジャッキー・チェンが大好きでした。
鍛え上げられた肉体とどんな境遇にも負けない精神力、そして何より見た目がかっこいい。
映画を見て私もカンフーやりたいと思ったけど、当時はカンフー教室には男子しかおらず。
おまけにカンフーではないけどクラスの何人かがやっていた空手では「相手が年下でもレベルが上なら敬語で話さなければならない」という決まりがあり、そういう上下関係が昔からダメな私はさっさと諦めたのでした。
しかし女ってのは子供の頃からとても打算的なようで(私だけか?)、
結婚するならジャッキー・チェン
彼氏ならブルース・リー
と自分の中ではっきり区別していました。
この男ならずっと稼いで私を食わせてくれるだろうとか、
この男は私を裏切って他の女の家で死ぬだろうとか、
まさかそんなことをわかっていたはずもなく。
当時はただ映画からのイメージだけで、
コミカルで楽しくて笑顔がかわいい男と
無口なのに熱くて理解しがたい(けどかっこいい)ミステリアス男
ということから判断したんだろうけど、
今でも活躍しているジャッキー・チェンと
結婚していながら共演予定の女優の家で薬で死んだブルース・リー。
「結婚するならジャッキー・チェン」と言った子供の本能って案外信頼できるのかも。
でも今、恋人や奥さんではなくただのファンの立場としては、
若い頃かわいかったのにオッサンになってしまった男より、
美しさのピークで死んでしまった伝説の男のほうに魅力を感じるわけで、
今の私は断然ブルース・リーのファン。
ここでも書いたけど、
何歳でも好きな服を着る私は、
こんなTシャツを買って喜んで着ているのです(笑)